昨日から2日間に渡って都内で研修に参加。
テーマは「ザ・マネタイズ」
社内のいろんな研修を受けてきましたが
人気が高いこともあり受講生も優秀な方ばかりでした。
同じグループの方々はキレキレでした。すごかった。
今回の研修で学んだことは2つです。
①マネタイズの事例、現在のモデル、ユーザーのインサイト
②研修時のチームで感じたこと
を整理していきます。
気になったポイント
1日目
・情報の非対称性、知っている(売り手)、知らない(買い手)の関係性をなくすことがビジネスになる
・英語=TOEICのように数字化。シグナリングをすることで実力を可視化する。大学などは、内容はダメだが卒業した大学で実力をシグナリングできる。
・ビックデータの活用性:広告と与信の2つしかない
・ビジネスで起こる市場の外部生。公害、タバコの副流煙など。これを解決する。
・TVは社会的に叩かれやすいが、Netflixは有料でクローズでやっているので文句が出にくい。
・プラットフォームモデルは、何%のフィーを取るかが大事。
・ネットで売りやすいものは何か?
・ネットでのブランド品の担保。コメ兵(ブランド品取り扱いの専門会社で目利きができる)に依頼し保証をつけてもらう。
・メルカリがメルチャリに参入したのは、ネットの購買動線だけではなくリアルの消費者行動も欲しかった。
・QRコード、クレジットカードは相反関係にある。Suica最強。独占禁止法にかからないのか。
・最近の若者たちがリセールバリューを見るようになって考えが変わってきた。今まで車や家だったのがコートやバックまで広がってきた。
・UIが大事。ABテストを繰り返し反応を徹底的にみる。
2日目
・シェアードサービス
・分業の程度は市場の大きさで変わる
・市場の大きさは、運搬コスト・通信コストで決まる。(国富論、古代文明は川のそば)
・インターネットは、運搬コストと通信コストを劇的に下げた。
・昔より仕事の単位が細分化されている。
・分業が進むとコーディネーションが重要。プラス信用があるかどうか。
・自分を中心にどんどんアウトソーシングが進む。もう一度言います。コーディネーションが大事です。
・設備投資、固定費が色々悪さをしている。経営判断の遅延などを生む。
・その会社でしか使えない専門スキルというのがある。ここを育てても汎用性がない。
・経営者と同じ目線で数字を見ているのは国税局。
・余剰なキャパシティ、設備や人員が無駄のもと。これをうまく使うビジネスにする。
・もう一度言います。コーディネーションがポイント。
・ダイナミックプライシングの活用。高速道路、新幹線、満員電車など時間帯や繁忙期に価格帯アップし緩和をすることができる。
・経営学的には行列ができる店はプライシングが下手くそ。行列ができない絶妙なプライシングがある。
・企業が大胆に値上げできないのは、顧客がいなくなることの恐れ。薄利多売でも注文が入っている方が安心。でも中長期的には傾斜産業と化す。
・有形財を無経済の束と見てバラす。車をサービスとしてみたときに、細分化してモビリティサービスとして何ができるか考える。
・社会的な仕組みで解決できることはたくさんある。
・価格の弾力性が高い人たちには価格を低くする。例えば映画の学生割やシニア割。社会人は高くても払っていくので減額の必要性はない。
・インクは知財でガチガチ。他者が参入しようときたら、追い出すのではなくライセンス料で稼ぐ。
・フリーミアム、iCloud、Google、ゲームアプリはチョロチョロ課金モデル。これが一番儲かる。
・新作の映画やゲームは箱の中身がわからないことが多い、情報の非対称性が大きい。評価もまちまちになる。
・オンラインサイト(アプリゲームなど)課金するユーザーは全体の5%。その他は無料で利用。パレートの法則。
・マイクロソフトのサブスク。インターネット速度が速くなったこと、デリバリーが削減できたことで成功した。
・解約のしやすさ、すぐに無料プランに戻れるなど変更しやすいとユーザーの安心につながり購読が増える。
・コーヒーのサブスクは成功したが、毎日来られると赤字。でもついで買いのモデルを加え収支が安定した。
・もう一度言います。コーディネーションですよ。
・新聞がネットなのに5,000円するのは、販売店の問題がある。本当はインターネット、デリバリーが削減できるので1000円くらいで提供できるはず。
・ちょっとずつすぐに変えられるモデル。
・仮面ライダーのビジネスモデルは参考になる。チョロチョロ課金モデル。
BtoBtoC、CtoBtoCの方向けです。
今回のモデルはtoCがモデルに入っている方には有効な事例紹介と課金モデルの変化の話を掘り下げていました。
私の会社はBtoBtoBなので事例はほぼありませんでしたが
現在取り組んでいる茨城移住計画、Hitachifrogs、JIYUDIZAIのモデルにはマッチしそうなものが多数あり
早速いくつかモデルを落とし込んでみました。
メンバーと共有してブラッシュアップしていきます。
(何度も出てきたコーディネーションという言葉。これだできたらビジネスなりますね。)
研修時のチームで感じたメンバーのファシリテーション能力
5人チームだったのですが
皆さん関東圏のある企業のグループの方々。
その中の一人の方が
ホワイトボードを前に書記をしながらメンバーに問いを投げかけ
意見をまとめていきます。
まさにファシリテーションをしながら
チームをまとめていくのですが
たくさんチームがある中で
私たちのチームが一番活気があり
一番アイデアがある状態になっていました。
ここでの学びは別の機会に書きたいと思います。
とにかく濃い2日間でした。
明日から会社です。仕事溜まっていそうですね。苦笑
編集後記
毎日整理整頓をするようになりました。
バタバタだからこそ逆にその時間を取っています。
1日1回冷静になる時間を設けて進む。
「1日に必ず1回タメをつくる」ということが新しいルーティンになりそうです。
明日は早起きして英語の勉強です。
やりきります!
菅原広豊