【読書:リーダー必読】発想からの歴史 堺屋太一著

今までの常識が変わる変革期。

どのような変化が起こりうるのか

「まずは歴史を知ること」

と言う師からの言葉を思い出し

「発想からの歴史 停滞と高速からいかに脱するか 堺屋太一著」

を手に取り、貪るように読み込み始めました。

歴史から学ぶリーダーシップの本

これからの時代の流れを学ぶためと思って買った本でしたが

目次を見ると最後の方に「勝てる組織とは何か」と言う内容があり

ここだけ猛烈に気になり読み進めていきました。

全部ではないですが

気になるポイントをまとめていきます。

「勝てる組織」の要件を考えると「明確な目的を持ち、構成員がそれを揺るぎなく信じている組織」だということになるだろう。
たとえばモンゴル帝国は、軍事的勝利という明確な単一の目的を持った組織だった。また、その目的を何よりも大事なものと、当時の蒙古人は揺るぎなく信じていた。同様に、松下電工とい企業は、やはり勝てる組織の典型の一つだ。松下幸之助さんという人は、多く儲けて事業を発展展開することが企業家の目的であり、社会的使命だと信じ、たとえば経団連や商工会議所などで重要な地位に就いたり、政府や役所の審議会の委員になったりということにはあまり興味を持たなれなかった。また、「勝てる組織」の典型の一つであるトヨタ自動車の石田退三氏などもそういう人だったようだ。もちろん、蒙古帝国にせよ、松下電器やトヨタ自動車にせよ、トップだけではなく、その集団の構成員が同じ目的を揺るぎなく信じていたことは言うまでもない。

手段を目的と信じさせるための行ったもうひとつの努力は、本来の目的に関する議論をさせないことである。中略、実にさまざまなことなった目的に分かれていたのだ。だから大石は、目的に関する議論を一切させなかった。彼は、義士たちの目的意識の差をよく知っていたから、全員が一致できる、手段のレベルまで引き下げたところで「擬似目的」を作り上げたのである。だからこそ、共通の「目的」に皆が参画できたのである。

要するに、ある組織が明確な単一の目的を揺るぎなく信じるためには、まずはその組織のトップリーダーが、その目的を心底から誇りを持って信じていなければならないということだ。

「俺は分かっているが、資金不足と社内事情でやれないことが多い」などと嘆いている経営者は、「勝てる組織」づくりに成功していない証拠である。

つまり、その組織の構成員が、明確な単一な目的を揺るぎなく信じるために最大の障害になるのは、既成の権威であり、常識的な概念である。したがって、「勝てる組織」を作るには、その妨害となる既成の権威と常識的概念を構成員からいかにして取り除くかが重要な課題になる。織田信長は、それを徹底して行ったゆえに、信長軍団は「勝てる組織」になったのだ。

「勝てる組織」を作るためには、ときには危険を十分承知の上で新しい提案を採用してみせることもしなければならない。たとえ失敗しても、それが既成概念=既成の権威を崩し、明確な単一の目的を浸透させる突破口になる場合も多いからである。

第一は天賦の才、第二は努力、そして第三は多分に幸運があったと言えるだろう。

つまり、稀有な人材という前提なくして考えれば何人かその事例を挙げたような、権限だけを持って権威を求めない人、あるいは、権威だけ持って権限を求めない人の存在がきわめて重要な意味を持つかもしれない。

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最近組織やチームのことについて考えることが多くなってきました。

▼まとめ
・勝てる組織とは「明確な目的を持ち、構成員がそれを揺るぎなく信じている組織」
・目的意識の差がある場合、全員が一致できる手段のレベルまで引き下げたところで「擬似目的」を作り上げる。
・「勝てる組織」を作るには、その妨害となる既成の権威と常識的概念を構成員からいかにして取り除くかが重要な課題になる。
・ある組織が明確な単一の目的を揺るぎなく信じるためには、まずはその組織のトップリーダーが、その目的を心底から誇りを持って信じていなければならない。
・権限だけを持って権威を求めない人、あるいは、権威だけ持って権限を求めない人の存在がきわめて重要な意味を持つかもしれない。

とりわけ、いろんないいチームを見てきましたが、

最後の権限だけを持って権威を求めない人
権威だけ持って権限を求めない人

リーダーとナンバー2の関係性がなるほどなと思うシーンも。

組織をまとめるための真実やリーダーの勇気と気迫が詰まっています。

経営やプロジェクトのリーダーには必読の一冊です。

現在の組織のあり方やメンバーとどう進んでいくか。

その答えをもらえるはずです。

おすすめです!

編集後記

今日は朝からHitachifrogsで海外行くための社内交渉です。

それによって

ここ6年間くらいやってきたことが全て相手にわかることになるのですが

何も気にならなくなりました。

以前は何か思われたりしたらどうしようとかあったのですが

人は変わっていくものですね。

今日も一日いい日になるといいなぁ。

いってきます!

菅原広豊

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