先日栃木からシェフの野上さんをお招きしてランチ会。
コンセプトは一皿でいろんな味を楽しむデキュスタシオンランチ。テーマはバレンタインです。
コクリエが今までに見たことない雰囲気に変わっていました。
シェフの野上さんは、服づくりと漫画と料理を愛する料理人。
文化服装学院で洋服のデザインを学んだ後、料理漫画の「バンビ~ノ!」の影響で料理に興味を持ち料理人の道へ。
都内のイタリアン3年、フレンチ4年、スパニッシュ1年半で修行。服飾での配色技術を、独自のメソッドで料理の盛り付けに。修行後は漫画「銀のサジ」の影響で牛に興味が湧き、栃木の牧場で酪農、畜産など子牛の育成を主に担当しています。(今回の牛肉は自分で育てた牛肉を使用。野菜は聞いたことあるけどお肉は初めてのパターンです。笑)
食材の目利きや調理技術だけではなく、服飾技術を使った盛り付けから生まれる独自の世界観が魅力の一つ。
そして
4月からは栃木のレストランに参画して料理人として活動されるそうです。
今回は新たなステージの準備として、ケータリング事業のプロトタイプ版を企画。
参加者からフィードバックをもらえる形式での開催です。
※参加者のお声掛けの基準は「はっきりものをいう人」「前向きな人」です。

メニューはこちら。
・マスカルポーネとスモークサーモンのファルシと季節のサラダ
・シャンピニオンのスープグラタン レバーペーストとトースト添え
・鮮魚のポワレ ブルーノアゼットとハーブのソース
・牛肉と豚肉のメリメロ仕立て赤ワイン胡椒のソース
・三種のショコラのアシェットデセール
どれも食材の選定から仕込みまでこだわりがあり味わいのあるものばかり。
「日常の中の非日常」を体験した時間でした。
今回のイベントはある相談から始まりました
昨年、栃木在住の野上シェフと茨城のイベントで知り合う。
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後日連絡があり、コーチングセッションの相談。
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次のステージの話があり、イベント企画のお手伝いの依頼。
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「この人は応援したい」と直感で感じて即答で依頼を受ける。
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「しかしここは日立。野上さんのことは誰も知らない」まずはプロフィール作りから始まります。
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その後、コンセプト、価格帯、ターゲット、バナー写真、ゴールを設定して告知。
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「良い悪いをしっかり言ってくれる信頼できる人」を参加者に設定。非公開イベントとして告知。
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そして開催に至る。
わざわざ栃木から足を運んできてくれる野上さんの姿勢と話す内容に心打たれました。
あんまり話すのは苦手な方なのですが、一つひとつの言葉に熱さがありました。
最近は「自然に応援したくなる人」と出会うことが多くなってきました。
また出会いの「運」が良い傾向になっている感覚があります。
そこで得たい結果は何か?
イベントをやるだけだと
自己満足だったり、情報をしっかり残していなかったり、もったいないことばかり。
イベントを開催するには最初に設定するゴールが重要です。
今回のゴールは
「プロトタイプを作り、参加者からフィードバックをもらい次につながるメニュー作りとオペレーションを学ぶ」
これがシェフと設定したゴールです。
イベントを企画しっぱなしではなく、
依頼主の環境やスキルの改善に繋がるにはどのように準備するか。
効果を最大にするためにはどのようなことをすれば良いのか。
参加者の皆様に喜ばれるためにはどうすれば良いのか。
いつものイベントより考え抜いた会でした。
アンケートは必ず取ること。
イベント開催した後には、必ず聞くようにしています。
ウェブで作るときもあれば、メッセージでダイレクトに、時には直接所感を聞いたり。
「お客様の声」を徹底的に集めます。
そこで一番重要な視点。
「聞きにくい人にちゃんと聞くこと」
一番ダイレクトに良い悪いを言ってくれる人。
(ただの後ろ向きないちゃもんつける人は対象ではないです。)
その人たちから徹底的にフィードバックを受けること。
これは場合によっては心へのダメージもありますが、ここで受け止めて改善できるか。
そして
再度チャレンジできるかどうか。
今回のアンケートは「宝」です。
コメント頂いた内容を全て改善すれば3パターンくらいのモデルができて事業に活かせると思います。
プロトタイプの発信からいくつかの資産ができる。
今回も応援したい人と一緒に企画することができました。
楽しいので時間は過ぎるのが早いですね。
ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
編集後記
昨日は以前からお会いしたかったNさんとランチ会。
現在の近況報告から新しいプロジェクトの共有の時間に。
志高い方との会話は刺激をいただけます。
やはりお会いしてよかった。
またNさんご飯行きましょう!
今日も早朝から打ち合わせが続きます。がんばります!
菅原広豊