先日ラグビーの同期と話していて、当時後輩から言われた言葉を思い出しました。
「菅原さんは味方のうちはいいけど敵として戦ったらやっかい」
特に得点を取る選手でも、トッププレイヤーでもないです。
でも多くの選手から言われていました。
以前取材で「自分は嫌なやつなんです」と話したルーツです。
記事はこちらリンクから。
茨城県への移住定住を支援するポータルサイト
https://iju-ibaraki.jp/feature/people/1103.html
なんで「やっかい」だったのか。そして今はどのようにしているのかをお話します。
対戦相手の分析から生まれた「癖」を見抜く技
「人には人それぞれのパターンがある。」
物心ついた頃から感じていたこと。
幼少期からやっていたラグビーは父の影響で5歳からクラブチームでスタート。
小学校、中学校の時は、バスケとバレーボールを部活でやっていました。
その時からなぜか「癖」って「弱点」だなという感覚があり、人を観察するようになっていきました。
高校生の頃には全国優勝を目指す強豪校に入部。
ものすごく厳しい練習の中、高校時代を過ごしました。
そこで自分のフィルターに気づくことになります。
「癖=弱点」
何を見ているかというと下記項目(全てではないです)
・体の重心
・歩き方
・声の抑揚
・その人特有のリズム
・手の動き
・瞬きの速度
・目の動き
などなど
非言語情報を感知。相手の癖を見抜き仕掛ける。
相手チームのサインの解読ではなく、体から出る情報を読み取る。
試合中にこれを感じては
チームメンバーにも共有して、相手の弱点に攻撃を仕掛ける。
当時は私は弱点をつくのが上手い選手として認知されていました。
個々の弱いところを知っている。
相手からすると本当にやっかいですね。笑
スポーツでは癖は弱点。でも社会では。
スポーツの時は癖(弱点)を見つけてはそこを突くということをしていました。
社会に出てからは、その力は逆に作用します。
相手の粗探し。
それをしてしまいました。最初の新人時代は本当に苦労しました。
力の使い方を間違い続け、体を壊し、信頼も失い。本当にボロボロな時期があり、大きな挫折を経験しました。
でもある考えをきっかけに一気に変わります。
「自分だけが勝つだけではなく、チームや個人の力を最大に引き上げるために使う。」
「相手の弱点を見つけるだけではなく、その人の弱点を補ってくれる人、弱点の対極にある長所に徹底的にフォーカスしてそれを伸ばすこと。」
「弱点はその人の魅力。だから人が関わり、支援してくれる人が現れる。」
という視点ができ、日頃の景色が変わった瞬間を今でも覚えています。
誰を助けるのか。力の使い方を変える。
自分のための能力。
だけでは社会は良くならないと思っています。
自分のストーリーの中に助けたい対象「誰を助けたいのか」それが相手の心に共感をもたらし、自分自身も「何のために」が明確となり進んでいくことができます。
昔は弱点探し。今はその力を反転させ、才能と長所を見つけるための力の使っています。
今うまくいっている人は力の使い方が上手い人だと思います。
うまくいっていない人はもしかすると逆方向に使っているかも。
自分が気づかない逆側の世界の視点も取り入れて行動してみてはいかがでしょうか。
あなた独自のフィルターが相手の魅力を引き出します。
編集後記
昨日は茨城大学のイベントに参加。
その後は移住計画のメンバーと作戦会議。
来年度は仕掛ける内容を考えると大幅な増員が必要です。
熱い想いを持った方、地元に関わりたいという方がいたら菅原に紹介ください。
今日はシークレットランチ会。栃木からシェフが来てくれます。楽しみです!
菅原広豊